むしゃぶり付く
むしゃぶりつく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to grab at
文例 · 用例
旗本の次男杉次郎 そう勘右衛門は呻くように云って、やにわに京助へむしゃぶり付くと、京助の持っている包物を、奪い取ろうと手をかけた。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
この狂女め、と振払う、むしゃぶりつくを突飛ばす。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
それが却って葛飾を一層怒らせることになって、挙句の果に葛飾は、ヒステリイを起してまるで頑是ない子供のようにむしゃぶりつく美代子を振りもぎって戸外へ飛び出して行った。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
」こう奔流のように批判が働きはじめると、平一郎には、汗を拭きながら巨大な肉身をもてあつかっている、毎食牛肉の血の垂れるようなのをむしゃぶりつくような彼Aが「貧しい大工のクリスト」を説いていることが実に不調和で滑稽に見えて来た。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
つい今しがた母胎を出たばかりなのに、小猫の様な啼声を出して、勢猛に母の乳にむしゃぶりつく。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
鼻の先へおしつけられさえすれば、見さかいもなく、なんにでもむしゃぶりつくような馬とは、育ちがちがうのでござります。
— 馬と老人 『キャラコさん』 青空文庫
(花岡にむしゃぶりつく。
— 三好十郎 『胎内』 青空文庫
でも強引に、むしゃぶりつくみたいにして、あなたの死を私の死にしてやるのだ。
— 山川方夫 『軍国歌謡集』 青空文庫
作例 · 標準
お腹が空きすぎて、テーブルの上のパンにむしゃぶり付いた。
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彼はチャンスを逃すまいと、必死でその話にむしゃぶり付いた。
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子供は、大好きなお菓子にむしゃぶり付くように食べていた。
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