砦作り
とりでづくり
名詞
標準
文例 · 用例
三 この山は古い、砦作りの城も古い。
— 柳生石舟斎 『剣の四君子』 青空文庫
三 今、彼の住んでいる山荘は、もちろん小柳生城の中ではあるが、砦作りの頑丈な建築は、石舟斎の老後の心境にはぴったりしないので、べつに、簡素な一草庵を建て、入口もべつにして、まったく一箇の山中人の生活に余生を楽しんでいる。
— 水の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
多摩川上流の山岳をうしろにし、武蔵の原を、東南一帯に見わたした一丘陵に、武芝は、別荘をもっていて、その附近を、砦造りに、かためていた。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
だが、いかに砦造りでも、一城はそう簡単には築けない。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
砦造りの山城であるが、小なりといえども一城の子であった。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
〔河内志〕 毎日毎日、雲の中に聞えるとどろな山鳴りは、すなわちこの砦造りのためだった。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫