目を留める
めをとめる
表現動詞-一段
標準
to take notice (of)
文例 · 用例
南町の私の家を差覗く人は、薊や蒲生英の生えた旧い土蔵づくりの朽ちかゝつた屋根の下に、渋い店格子を透いて、銘酒を満たした五つの朱塗の樽と、同じ色の桝のいくつかに目を留めるであらう。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
そのずんど切な、たらたらと濡れた鼻頭に、まざまざと目を留めると、あの、前世を語りそうな、意味ありげな目で、熟と見据えて、むぐむぐと口を動かしざまに、ぺろりと横なめをした舌が円い。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
南町の私の家を差覗く人は、薊や蒲公英の生えた舊い土藏づくりの朽ちかゝつた屋根の下に、澁い店格子を透いて、銘酒を滿たした五つの朱塗の樽と、同じ色の桝のいくつかに目を留めるであらう。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
だれも私に目を留める者がなく、ただ舳の漕手が「お前かい、ジム?
— 宝島 『宝島』 青空文庫
わたしもそれに手をふれ、今でも散歩の途中ほとんど毎日それに目を留める。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
三藏は其繪看板を見てゐる女の髷の高低に目をすべらしてふと一人の少女に目を留める。
— 高濱虚子 『俳諧師』 青空文庫
炉を開くに当って灰に目を留めるのは、格別不思議もないが、灰の固まったのを「灰の石」といい「雹灰」というのには若干の工夫を要する。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
ヒューバート医師が家路につきながら、ちらちら二、三の記事に目を留めると、奇妙な伝染病の暗示があった。
— THE DUST OF DEATH 『死の土壌』 青空文庫
作例 · 標準
ショーウィンドウに飾られた美しいドレスに、思わず目を留めた。
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その絵の独特な色使いに、多くの人が目を留めていた。
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街角で見かけた古い時計台に、彼は足を止めて目を留めた。
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