手金
てきん
名詞
標準
deposit
文例 · 用例
前じきそこにあったんですが掛手金山の精錬所でさ。
— 宮沢賢治 『十六日』 青空文庫
東洋銀行の小切手金一千円也を封入致しておきます。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
手を截り去れば手また生じ、脚を截り去れば脚また生じ、金の頭金の手金の脚家|充満となりて、爛々燦々と輝きわたりければ、この事王の耳に入りしが、仔細を問ひ玉ふに及びて、これ善行の報なりと知れ、福人なりとて売薪者を急に一聚落の長に封ぜられしとぞ。
— 幸田露伴 『印度の古話』 青空文庫
懐中していた一朱銀を、手金としてその通辞に渡すと、彼は金策のために、藩邸へ馳せ帰った。
— 菊池寛 『蘭学事始』 青空文庫
「なにぶんにも、もう手金まで頂戴して居りますので……」「それは判っている。
— 仮面 『半七捕物帳』 青空文庫
手金まで頂戴いたして置きながら、今さら破談と申すのは商売冥利、はなはだ難儀でござりますが、ともかくも明日|先様がおいでになりましたら、一応は御相談いたしてみましょうか」「そうしてくれれば何よりだが……」と、武士は縋るように云った。
— 仮面 『半七捕物帳』 青空文庫
「手金を戻しただけで、先方が素直に納得してくれればよし、万一不得心のようであったならば、手金の二倍増し、三倍増しでも……。
— 仮面 『半七捕物帳』 青空文庫
かれは強いてその客に酒をすすめて、だんだんに酔いのまわるのを待って、更にいろいろ口説き落して、とうとう手金の幾倍増しで破談というところまで漕ぎつけた。
— 仮面 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
この物件を予約するために、まずは手金を支払った。
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車を購入する際、頭金として手金をいくらか用意する必要がある。
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手金を払って、その商品を確保した。
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