寄付行為
きふこうい
名詞
標準
deed of endowment or donation
文例 · 用例
ところによると、「さへの神勧進」(勧進とは、信仰による寄付行為をすすめることで、仏の手が取れたとか、神さまの衣裳が壊れたとかいう場合などに寄付させること)と言うて、子供がいろいろな物を貰いに歩く。
— 折口信夫 『石の信仰とさえの神と』 青空文庫
(一九三四・六) 農村問題・寄付行為其他 一、農村問題 最近の新聞紙では「失業問題」というテーマが一頃のようには頻繁に見当らない。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
二、寄付行為 東大法学部教授末延三次氏は厳父の遺言で遺産の内から百万円だけを区別して、「末延財団」という財団法人を設立し、百万円の基金による利子の内年五千円を、学術研究費として帝国学士院へ、残りの利子を有望な学者と貧困な学生とに給費することにしたそうである。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
現にこの献金行為は、生徒の寄付行為ばかりとは解釈出来ない、一つの教育行為なのだが、その教育行為が、教育行為それ自身として見て決してアケスケにはなれない理のあるものなので、それを反映する生徒のこの献金行動に、何か中学生の身体のような不均衡なものが見えるのだ。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
尤もお賽銭でも相手が東郷元帥の遺骸だから少し変に思われるまでで、東郷神社も沢山出来るというから、神様や仏様と見做したのだとすれば、之もそんなに不自然な寄付行為ではないかも知れない。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
――だがこの二つの場合でも香典やお賽銭にあまり物質的意義がないと考えられる範囲に於ては無意味であって、もし強いて之に精神的な意味をつけるならば、それは先に云った府立一中の生徒の寄付行為と同じ精神上の意味のものに帰着する他ないだろう。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
一中の先生の教育行為や非常時道徳の強制力が行う教育行為には、また学校教育とか社会的強制とかいう建前があって、たとえ嘘にしろ嘘だという確信が伴っているわけではないが、国民一人当り一銭の寄付をさせて軍艦旗を調製して海軍に献納しようという寄付行為などになると、もはや話は別になる。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
この寄付行為は軍艦旗や五万円という金に意味があるのではなくて、二百五十万人という人数に意味があるのでこれは云うまでもなく東日の読者数と広告欄の単価とに関係があるのである。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
作例 · 標準
一般財団法人を設立するためには、まず寄付行為を作成し、公証人の認証を受けなければならない。
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理事会の権限については、この学校法人の寄付行為に定められている通りに運用される。
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寄付行為の変更には、所轄庁である文部科学大臣の認可を受ける手続きが必要だ。
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団体の目的や資産に関する基本規定は、法人の根本規則である寄付行為の中に明記されている。
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