分別
ふんべつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #10979 · 青空 1552 例
標準
discretion
文例 · 用例
思慮分別の深い結納のお使者は、ひどく酔いました、これは、ひどく酔いました、と言いながら、紋附羽織と白足袋をまた風呂敷に包んで持って、どうやら無事に、会津藩士の邸宅から脱れ出ることが出来たのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
言語動作は重々しく、思慮分別も十分の如くに見える。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
熔岩の岩盤からは、白糸のようにさばかれた千筋のたき津瀬がたぎり落ちて、どれが道やら、わらじやら、ミヤマハンノキやら、無分別になった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
そうして、今回の津浪の時に働き盛り分別盛りであった当該地方の人々も同様である。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
女は思慮分別も融けるような男の息吹きを身体に感じた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
青春などは素通りしてしまって、心はこどものまま固って、その上皮にほんの一重大人の分別がついてしまった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
いっそ最初からあからさまに事情を打ち明けたら、こっちもまた分別のしようがあったかも知れなかったが、ひたすらに御家の外聞という事ばかり考えていた雪野は、何事も秘密ずくめで相談をまとめようと焦っていた為に、こっちの疑いはいよいよ深くなった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
とっくに分別のできた大人が、今もなお熱心に――厚紙でサンドウィッチのように挾んだうえから一思いに切ってみたら?
— 梶井基次郎 『愛撫』 青空文庫
作例 · 標準
いい歳をした大人が、分別もなく公衆の面前で大声を出して騒ぐのはみっともない。
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彼はまだ若いにもかかわらず、しっかりとした分別を備えており、的確な判断を下すことができる。
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いくら腹が立ったからといって、上司に食って掛かるのは分別のない振る舞いだ。
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ウィキペディア曖昧さ回避
分別(ふんべつ、ぶんべつ) ふんべつ 善悪を識別できる見識を有していること。 分別 (仏教) - 仏教用語。心の働きを示す語で、心所が対象に対してはたらきかけ、それを思い計ること。 ぶんべつ あるまとまりを切り分けること。 分別書き ⇒わかち書き 種類ごとに区分・区別すること。またはその区分自体。 ごみの分別収集制度のこと。またはその際に廃棄する側があらかじめごみを選り分けておくこと。 信託分別管理の略。 分別 (化学) - 化学的ないし物理的性質のよく似た物質の混合物を分離する操作のこと。 分別晶析法
外部リンク
- 『分別』 — コトバンク
出典: 分別 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0