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橋銭

はしせん
名詞
1
標準
文例 · 用例
」「いゝえ、さうしてあけて置かないと、お客様が通つても橋銭を置いて行つてくれません。
泉鏡花 化鳥 青空文庫
」私は其時分は何にも知らないで居たけれども、母様と二人ぐらしは、この橋銭で立つて行つたので、一人前幾于宛取つて渡しました。
泉鏡花 化鳥 青空文庫
この間も誰かと二三|人づれで、学校のお師匠さんが、内の前を通つて、私の顔を見たから、丁寧にお辞義をすると、おや、といつたきりで、橋銭を置かないで行つてしまつた。
泉鏡花 化鳥 青空文庫
追懸けて、「橋銭を置いて去らつしやい、おぢさん。
泉鏡花 化鳥 青空文庫
第十母様はうそをおつしやらない、博士が橋銭をおいてにげて行くと、しばらくして雨が晴れた。
泉鏡花 化鳥 青空文庫
盲と言っても、うすく人影ぐらいは見えるので百瀬の本家の先代は、多那川橋の橋番に世話してやって橋銭を取らしていた。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
理財に長けた盲人なので、橋銭を朝から取り集めて夕方、役場へ納める間の七八時間ほどの間を、急場の金の入用者に融通して利金を取った。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
」「いいえ、そうしてあけておかないと、お客様が通っても橋銭を置いて行ってくれません。
泉鏡花 化鳥 青空文庫