愛想のいい
あいそのいい異読 あいそのよい
表現形容詞-良い型多音語
標準
affable
文例 · 用例
随分愛想のいいその男が、汽車に乗るや間もなく眠つてしまつたことは、なんとなくその夜学二年間の総計のやうな気がされて淋しいやうでないこともない。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
「あら、三河町の親分さん」と、女は立ち停まって愛想のいい笑顔をみせた。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
まったく騒々しくって、どうもいけねえ」 そのうちに愛想のいい女房も出て来て、二人は二階の小座敷へ案内された。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
』と、客は正にそんな風な職業らしい愛想のいい微笑や言葉つきで挨拶した。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
と此の芸術家は、心の奥底に、そのゆるがぬ断定を蔵していて、表面は素知らぬ振りしてわが女房にも、また他の女にも、当らず触らずの愛想のいい態度で接していました。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
」 大變愛想のいい女で、私がバナナを喰べ終ると、犬を喰はぬかと言ふ。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
たどたどしい私の土民語ではあるが、兎に角一応は先方にも通じるらしく、元来が愛想のいい彼等のこととて、大して可笑しくもなさそうな事を嬉しそうに笑いながら、老人は頗る上機嫌に見える。
— ※ 『南島譚』 青空文庫
今度は前の二人より余程愛想のいい・年齢も少しは上らしい男である。
— ※ 『南島譚』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はいつも愛想のいい笑顔で迎えてくれるので、こちらまで明るい気持ちになる。
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「新しい担当者は愛想のいい方で安心しました」と取引先からメールが届いた。
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愛想のいい振る舞いとは裏腹に、彼は交渉の席では一切の妥協を許さない。
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商店街の八百屋の主人は、愛想のいい声で威勢よく客を呼び込んでいる。
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