冬葱
ふゆき異読 ふゆねぎ
名詞多音語
標準
Welsh onion (Allium fistulosum)
文例 · 用例
慈葱は冬季のネギすなわち冬葱でフユネギである。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
見知らぬ客を見て、をばさんはとまどつてゐたが、その客をあしらふゆき子の態度から、をばさんはこれが漆の旦那だなと思つた様子だつた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
此は江戸歌舞妓の伝統においても同様で、御師職について知り過ぎてゐた時代でも、寧、御師に即かず離れず、辛抱立役にもなれば、和事にも傾くと言ふゆき方でよかつたのである。
— 折口信夫 『実川延若讃』 青空文庫
ふゆきと言ふのは、冬木ではなく、寄生と言はれるやどり木の事であらう。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
今の新劇作家の作品がそのまま成長してゆく……成長してゆくことがすなはち民衆の心を捉へるといふことであればこれはいちばん結構だと思ふんだけれども、またさういふゆき方と別に、ピカデリー劇場のやうな劇場に最も適当した作品がどこからか生れてくるといふ気がするんですよ。
— 岸田國士 『対話』 青空文庫
作例 · 標準
鍋物には、甘みの増した冬葱(ふゆき)が欠かせない。
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祖母は庭の片隅で、薬味に使うための冬葱(ふゆき)を育てている。
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寒さに当たった冬葱(ふゆき)は、とろりとして格別の味わいだ。
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