煩悶懊悩
はんもんおうのう
名詞動詞-サ変
標準
anguish
文例 · 用例
人生の目的如何、何故の苦悩、何故の煩悶懊悩ぞ、それはキリストを知らんためである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
恋を描くにローマン主義の場合では途中で、単に顔を合せたばかりで直ぐに恋情が成立ち、このために盲目になったり、跛足になったりして、煩悶懊悩するというようなことになる。
— ――明治四十四年六月十八日長野県会議事院において―― 『教育と文芸』 青空文庫
ほかのひとたちが死ぬことにおびえながら煩悶懊悩に日をおくっておいでになるときにも、あのひとだけはかすかな不安のかげさえも心にのこしてはおられなかったように思いました。
— 尾崎士郎 『蜜柑の皮』 青空文庫
今日でもその額面のほとんど全部はヨーロッパにも絶えているが、もしそれが偶然、こうしてこんなところへ落ちて来たとすれば、それこそ破天荒の怪事――仮りにその謙遜な門弟の筆になり、後人の忠実な模写であるとしたところが、白雲の胸を刺して煩悶懊悩せしむるには充分でしょう。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
煩悶懊悩の痛ましい姿、彼は真底から女を愛していたからだ。
— 江戸川乱歩 『魔術師』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、愛する人を失った悲しみから煩悶懊悩の日々を過ごした。
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人生における大きな選択を迫られ、彼女は煩悶懊悩の末に決断した。
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友人の苦境を見て、「彼、本当に煩悶懊悩してるな…」と同情した。
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