射当てる
いあてる
動詞
標準
文例 · 用例
すべて芸術上の新様式の発生期に当つてその新様式を是非することは、予想外の困難を伴ふことだし、大概の場合正鵠を射当てることはない。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
見事射当てるならば射て見られいッ」「所望とあらばあざやかなところ、見物させてとらそうぞ。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
お待ちなさいよ」 しきりと首をひねっていたが、たまには伝六も金的を射当てることがあるのです。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
黄金をしぼった露で産湯をつかったからヒメのからだは生れながらにかがやいて黄金の匂いがすると云われているが、俗の眼はむしろ鋭く秘密を射当てることがあるものだ。
— 坂口安吾 『夜長姫と耳男』 青空文庫
丁度的を射当てるのと似ているので、こういう名前がついたのだそうである。
— 中谷宇吉郎 『エスキモーの国から』 青空文庫
つまりそこだ、三之丞どのは的に射当てる修行をしているのではない、道の極意をさぐろうとしておるのだ。
— 山本周五郎 『備前名弓伝』 青空文庫
――矢一筋、斬って落すか、射当てるか。
— 山本周五郎 『備前名弓伝』 青空文庫
もしかすればそれがごしゅくんのお手に触れるかもしれない、矢は的に射当てるものだから……。
— 箭竹 『日本婦道記』 青空文庫