破瓜期
はかき
名詞
標準
(girl's arrival at) puberty
文例 · 用例
ところが、そのボネーベ式の拱貫が低く垂れ、暗く圧し迫るような建物が、たちまち破瓜期の脆弱な神経を蝕んでいったのだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
「もう当分は打ちくつろいでいてもよかろう」 今まで薄暗かった行燈の灯はかき立てられて、座敷は俄かに明るくなった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
それに赤や青の灯や池にはかきつばたの形した電燈の仕掛けものそれに港の船の灯や電車の火花じつにうつくしかった。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
かれの心はかき乱されぬ。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
読経の声が、ずつと高くなると娘達の姿はかき消えて、今度は店の番頭小僧、はした達のまぼろしがぞろ/\眼の前をとほり始めた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
また五月にはかきつばた。
— 木下杢太郎 『すかんぽ』 青空文庫
昨夜はかきながら昏倒しました。
— 鈴木三重吉 『勇士ウ※ルター(実話)』 青空文庫
これから会社の人に会おうじゃないか」「ええ」 二人はかき船を出て、車を拾った。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
少女から大人へと変貌を遂げる破瓜期の危うい美しさが、その写真には鮮明に収められていた。
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破瓜期を迎えた娘の、急に大人びた表情や振る舞いに、父親として戸惑いを隠せない。
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古典文学において、破瓜期はしばしば春の訪れとともに開く花の蕾に例えられて描写される。
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