忠勇
ちゅうゆう
形容動詞名詞
標準
loyalty and bravery
文例 · 用例
しかし、この時の独歩の体内に流れていた血は、明かに支配階級に属する年少気鋭の忠勇なる士官のそれと異らないものであった。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
此方は忠勇義烈の日本軍艦なり、敵は世界に隱れなき印度洋の大海賊。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
自己の功名の犠牲として、罪のない藤戸の漁民を惨殺した佐々木盛綱は、忠勇なる鎌倉武士の一人として歴史家に讃美されている。
— 岡本綺堂 『磯部の若葉』 青空文庫
カーキ色の軍服を着て、軍歌を高唱して歩けば、リイプクネヒトだって、忠勇な兵隊と見えたに違いない。
— ―― Ibi omnis effusus labor ! ―― 『浪漫趣味者として』 青空文庫
將士忠勇にして武威烈々たるのは一大福であるが、之を惜まざれば、福の終に去ることは、黄金を惜まざれば、黄金の終に去ると同じ事である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
」と語らむか、「此奴が失敬なことをいふ、陛下の稜威、軍士の忠勇、勝つなアお前あたりまへだ、何も不思議なことあねえ。
— 泉鏡花 『神樂坂七不思議』 青空文庫
世にいふ神風もさることながら、尽すべきことを尽して蒙古勢を撃破し得た執権時宗の胆と、皇軍の忠勇無比とがこの篇の眼目となるのである。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
3旭日ののぼるごとく、揚げよ国威、天皇の大陸軍、風あり、軍旗燦たり、大陸の血河すでに、征戦、赫々の誉高し、忠勇曾つて、曾つて範あり。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
作例 · 標準
彼は兵士として忠勇を尽くし、国のために戦った。
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その武将は忠勇兼備で、部下からの信頼も厚かった。
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祭壇には、祖先の忠勇を称える言葉が刻まれていた。
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