鉛白
えんぱく
名詞
標準
white lead
文例 · 用例
これはいわゆる無鉛白粉を煙にしたようなものである。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
金庫の前面にかすかに一つの指紋がついていましたので、俊夫君は鉛白粉をかけて指紋をはっきりさせ、写真に撮影しました。
— 小酒井不木 『紅色ダイヤ』 青空文庫
そのお女郎という金次郎の妹が一度家に帰って来たことがあった、大きい髷に結って白く鉛白をつけ、柔いものを着て草履をはいていた。
— 豊島与志雄 『少年の死』 青空文庫
とある軒先に佇んでいる真白に鉛白をつけた女をふと庄吉は見た。
— 豊島与志雄 『少年の死』 青空文庫
従ってペンキ屋の色素でも、鉛白(塩基性炭酸鉛)にはバリウムの炭酸塩や硫酸塩が混ぜられ、バーミリオン(硫化水銀)には鉛丹が混ぜられている。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
作例 · 標準
古い油絵の修復では、かつて多用された鉛白の毒性を考慮して慎重な作業が求められる。
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江戸時代の美人が塗っていた白粉には、実は鉛白が含まれていたという。
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「この絵の白、すごく重厚感があるね」「天然の鉛白が使われているからこその質感だよ」
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化学の実験で、二酸化炭素を吹き込んで鉛白を沈殿させるプロセスを学んだ。
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