鈍磨
どんま
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
becoming dull (of a knife, one's wits, etc.)
文例 · 用例
ここのところは老化に伴う神経の鈍磨が幸いして穏やかな日々を送っていたものが、あの映画から今年はどうもいかん。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
○岡田謙三氏――色彩に対する感覚的な尖鋭さはゼロと言つてもいゝ、色彩の根底に近代的な卑俗性が流れてゐる、色彩はあくまで純粋でなくてはいくまい、福島金一郎氏の作品の色彩と比較したら判るだらう、岡田氏は勉強家だといはれてゐるが、感覚の鈍磨は将来のがれることができまい。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
そして、戦争によって無知にされ、価値判断を抹殺された今日の若い人々の間に、こういう信じがたい感情の鈍磨があることも、私たちは十分勘定にいれなければならないと思います。
— ――新日本文学会における一般報告―― 『一九四六年の文壇』 青空文庫
親の無反省、良心の鈍磨は、次代の子供達が或程度まで成長すると、必ず失望と同時の批判的傾向を助長させる。
— 一九二三年(大正十二年) 『日記』 青空文庫
私等のあまりに高く賞めすぎる独立とは畢竟婦人の天性、愛の本能、及び母の本能等を鈍磨する方法に過ぎないのである。
— エンマ・ゴルドマン 『婦人解放の悲劇』 青空文庫
罪の感覚の鈍磨したるキリスト信徒ほど、役に立たぬものはない。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
こういう科学の通俗化では、素人は少しも科学に対する人間的興味を増進し得ないばかりでなく、専門の科学者自身も、鈍磨することはあっても決して利口になることはあるまい。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
セント=オービンの叫びに含まれた強い愛の力が疾病の呪文を破り子供の鈍磨した神経を生き返らせたのだろうか?
— クリスマス・ストーリー 『千里眼の村』 青空文庫
作例 · 標準
使い続けていると、ナイフの切れ味が鈍磨してくる。
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最近、頭の回転が鈍磨してきたような気がする。
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勉強を怠ると、思考力が鈍磨してしまう。
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