そうになった
そうになった
表現
標準
almost (did)
文例 · 用例
あの山は眠ったことがないから、醒めたこともないというような、澄した顔つきをしている、私たちとの距離は、いよいよ遠くなった、その間を煙のように、眼先を霧が立って、右へ往きそうになったり、左へ思い出して、転がったりしている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
とある横町をちょっと山の方へ曲り込んでみると、道に向って倒れかかりそうになったある家に支柱をして、その支柱の脚元を固めるためにまた別のつっかい棒がしてある。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
もちろん何かの張合で誰かが溺れそうになったとき間違いなくそれを救えるというくらいのものは一人もありませんでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
中央アジアの旅行中シナの大官からごちそうになったある西洋人の紀行中の記事に、数十種を算する献立のどれもこれもみんな一様な黴のにおいで統括されていた、といったようなことを書いている。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
同教授にはかつてその本国で会ったことがあるばかりでなく、その実験室で北光に関する有名な真空放電の実験を見せてもらったり、その上に私邸に呼ばれてお茶のごちそうになったりしたことがあったので、すぐに昔の顔を再認することができたが、教授のほうではどうもあまりはっきりした記憶はないらしかった。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
一度S軒に呼ばれて昼飯をいっしょにごちそうになったときなども、なんであったか忘れたが学問には関係のないおどけた冗談を言ったりして珍しい笑顔を見せたこともあった。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
妻が枕元へ寄って来た時にはなんだかはりつめていた心が弱くなるような気がして涙が出そうになった。
— 寺田寅彦 『病中記』 青空文庫
はじめのうちは煙を咽喉へ入れるとたちまち噎せかえり、咽喉も鼻の奥も痛んで困った、それよりも閉口したのは船に酔ったように胸が悪くなって吐きそうになった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
作例 · 標準
階段を踏み外して、危うく転落しそうになった。
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