赤葉
あかば
名詞
標準
文例 · 用例
〔けむりは時に丘丘の〕けむりは時に丘丘の、 栗の赤葉に立ちまどひ、あるとき黄なるやどり木は、 ひかりて窓をよぎりけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
吹角みちのくの谷の若人、牧の子は若葉衣の夜心に、赤葉の芽ぐみ物|燻ゆる五月の丘の柏木立をたもとほり、落ちゆく月を背に負ひて、東白の空のほのめき――天の扉の真白き礎ゆ湧く水のいとすがすがし。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
ユズリハの枝を取りそれを上方より望み見ればその葉が車輪状に四方に拡がり出で、したがってその赤き葉柄も四方に射出して見え、外方は緑葉、内方は赤葉柄で特に美しく眺められ棄てたものではないと感ずる。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
大根の葉は乾しても貯藏し、之を赤葉といふから、それに對した語であらう。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
大根の葉は乾しても貯蔵し、これを赤葉というから、それに対した語であろう。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫