搾り立て
しぼりたて
名詞
標準
文例 · 用例
「牧場の家」で、焚火の爐邊で搾り立ての牛乳を飮み、充分に滿足して、自分等は日暮れ方宿に歸つた。
— 葛西善藏 『血を吐く』 青空文庫
ある六月の夕方、日が沈みかけて、空気には乾草や、まだ湯気の立つ家畜の糞や、搾り立ての牛乳の匂いがする頃、ヂューヂャの家の庭先に質素な馬車がはいって来た。
— БАБЫ 『女房ども』 青空文庫
」 しぼり立ての牛乳にレモンの花を一房投げ入れたような若い娘の体の匂いが彼の鼻を掠めた。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
私は隣りの農家からしぼり立ての山羊の乳を貰って、すっかり凍えそうになりながら戻ってくる。
— 堀辰雄 『風立ちぬ』 青空文庫
「これは搾りたてですから召しあがって下さい。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
「さあ、このミルクだ、搾り、搾りたてのミルク万歳ぁい。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
」「搾りたての、あっはっはっ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
搾りたての牛乳のように微かに温かで柔らかな空気の中に、桜の花はどこまでもおっとりと誇らかに咲いているのであった。
— 佐左木俊郎 『仮装観桜会』 青空文庫