いずれ劣らぬ
いずれおとらぬ
形容詞-語幹
標準
equally competent
文例 · 用例
昼食しながらさまざまの事を問うに、去年の冬は近き山にて熊を獲りたりと聞き、寒月子と顔見合わせて驚き、木曾路の贄川、ここの贄川、いずれ劣らぬ山里かな、思えば思い做しにや景色まで似たるところありなどと語らう。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
各夫人の見物席には、いずれ劣らぬ美しい色を重ねた女房の袖口が出ていて、曙の空に春の花の錦を霞が長く一段だけ見せているようで、これがまた見ものであった。
— 初音 『源氏物語』 青空文庫
どれもどれも、いずれ劣らぬお酒に酔つた、まつ赤な顔をして、大きな声を張りあげて、浮かれて歌をうたふものですから、その賑やかなことと言つたらたいへんでした。
— 童話集 『小熊秀雄全集-14』 青空文庫
それから、加賀百万石を禄高がしらの三百諸侯、つづいて美姫千名と注された、いずれ劣らぬ美形たちのお局、腰元、お女中の一群でありました。
— 毒色のくちびる 『右門捕物帖』 青空文庫
ズラリと並んだ新大臣が又いずれ劣らぬ大人物で、司法大臣が支那問題に就て大演説をするかと思えば、総理大臣の施政演説と同じ要領で方針を説く大臣もあります。
— ぬばたまのなにかと人の問ひしとき露とこたへて消なましものを 『露の答』 青空文庫
彼と好一対をなすのは九州福岡の黒田如水で、西と東でドサクサ狙いのいずれ劣らぬ田舎豪傑。
— 伊達政宗の城へ乗込む――仙台の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
いずれ劣らぬしっかりした書ではあるが、いずれも俗書であるのが残念だ。
— 北大路魯山人 『現代茶人批判』 青空文庫
」と部隊長は、言葉にそういいながら、いずれ劣らぬ忠勇決死の、我が兵士の精神に感心しました。
— 小川未明 『とびよ鳴け』 青空文庫
作例 · 標準
AさんもBさんも優秀で、いずれ劣らぬ実力を持っている。
この会社の製品は他社と比較しても、いずれ劣らぬ品質だ。
両選手の技術は高く、いずれ劣らぬ実績がある。
どちらの大学も有名校で、いずれ劣らぬ教育水準を誇っている。