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水蛇

みずへび
名詞
1
標準
文例 · 用例
気がついて追おうとすると、そこらの水草は、いよいよ深くなって、名も知れない長い藻は無数の水蛇か蛸のように彼の手足にからみ付いてくるので、大原もほとほと持て余した。
岡本綺堂 鐘ヶ淵 青空文庫
『延喜式』下総の相馬郡に蛟いずれも竜蛇の属の名の字をミヅチと訓んだから、ミヅチは水蛇、野蛟は野蛇の霊異なるを崇めたものと思う。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
蛇は多く卵で子を生むが蝮や海蛇や多くの水蛇や響尾蛇は胎生だ。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
ロッス説に、水蛇と陸上の蛇の闘いは、人民の不幸を予示すと。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
件の男色蛇に似た事日本にもありて、『善庵随筆』に、水中で人を捕り殺すもの一は河童、一は鼈、一は水蛇、江戸近処では中川に多くおり、水面下一尺ばかりを此岸より彼岸へ往く疾さ箭のごとし。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
この蛇佐渡に最多しと聞く、河童に殺された屍は、口を開いて笑うごとく、水蛇の被害屍は歯を喰いしばり、向歯二枚欠け落ち、鼈に殺されたのは、脇腹章門辺に爪痕入れりと見え、『さへづり草』には、水辺一種の奇蛇あり、長七、八寸より二尺余に至る。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
また女子の陰門に蛇入りしといえるも、かの水蛇の事なるべし。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
予在英のうち本邦の水蛇について種々取り調べたが、台湾は別として本土に一種もあるらしくなかった。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫