香酸
こうさん
名詞
標準
文例 · 用例
それから十分ばかりしてコカインと、安息香酸と、アイヌの矢尻に使うブシという草の汁のアルカロイドの少量を配合した液を注射すると、本人は意識しないまま、脳髄の中の或る一部分が眼ざめる。
— 夢野久作 『人間レコード』 青空文庫
原料の這入った瓶には芳香酸としてありました。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
[実験] もしも水に少量の鉄が含まれるならば、前に述べた3つの部分に相当する量を取って安息香酸アンモニウム溶液を混ぜる。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
非常に有名な料理書の著者は「インチキ・アラック」を作るには2スクループル(*薬量単位:約1.3g)の安息香酸を1クォートのラム酒に溶かすように指導している。
— A TREATISE ON ADULTERATIONS OF FOOD, AND CULINARY POISONS 『食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)』 青空文庫
後になって異常成分はピロカテキン(*1,2−ジヒドロキシベンゼン)(16)および他の種類のプロトカテク酸(*3,4−ジヒドロ安息香酸)(17)と考えられると報告された。
— INBORN ERRORS OF METABOLISM (1909) 『先天性代謝異常』 青空文庫
従って、3種のジヒドロキシ安息香酸のうちでゲンチジン酸だけは、全量の凡そ15%が尿中に芳香族硫酸エステルとして排泄されるものの、多くは人体内で燃焼されることを Neubauer と Falta(82)は観察した。
— INBORN ERRORS OF METABOLISM (1909) 『先天性代謝異常』 青空文庫
ベンツアルデヒドから出発し、酸化して安息香酸を作ったり塩化物を作ることなどができるが、適当な還元反応によって最初のベンツアルデヒドに戻すことができた(24)。
— A Short History of Nutritional Science 『栄養学小史』 青空文庫
1946年にアメリカのレダリー研究所のストクスタド等によってN-【(6-プテリジニル)-メチル】-p-アミノ安息香酸に1つまたは幾つかのL-グルタミン酸の結合していることが明らかになった(4)。
— A Short History of Nutritional Science 『栄養学小史』 青空文庫