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捌け口

さばけぐち
名詞
1
標準
market (for goods)
文例 · 用例
支那事変の影響は、一方、日本趣味の復活に結婚式の櫛笄等に鼈甲の需要をまた呼び起したと共に、一方大陸への捌け口はとまった。
岡本かの子 青空文庫
敵愾心を募らしてみても、しかし、その捌け口に困った。
織田作之助 青空文庫
それに答えながら源吉は少しずつ軽い気持になり、日頃の自分の重苦しい気持というものは、誰に向っても不平の訴えどころのない、捌け口のないというところからも来ている、ということに気がついた。
島木健作 鰊漁場 青空文庫
むかしはむしろ無口といはれたはうで、大抵のことはぢつとうちに貯へてだまつてゐることのできる性分の男であつたのだが、目がさうなつてからは本はよめず、手紙は書けず、さうかといつてはなす相手はなし、どこへ向つても心に鬱結するものの捌け口は閉ざされてしまつてゐた。
島木健作 盲目 青空文庫
彼等は今から養子口と捌け口とを同時に捜してゐるが、何処へ往くにも紹介人や保証人が無くてはならぬ今日、一度出た門を急に後退りをして厄介ついでに成るべく人の好ささうな教授連に紹介やら保証やらを頼み廻つてゐる。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
だから、西班牙人は男も女も自らの情熱の捌け口をもとめて、万事を放擲してこれへ殺倒する。
血と砂の接吻 踊る地平線 青空文庫
これは空気抜けの穴でもあったし、また室内を水で洗浄するとき、その水の捌け口でもあった。
海野十三 鍵から抜け出した女 青空文庫
さるはまた床屋のみでない、湯屋も然り、氷店も然り、而して小料理店といわず、屋台店の飲食店といわず、近頃は欧風のショオウィンドオにまでもこれらの幾つかを按排して、装飾の一つに応用するなど、捌け口はいよいよ広くなりゆく。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
作例 · 標準
この新しい製品は、海外市場に捌け口を見つけることができました。
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彼らは、大量に生産された商品を捌け口のないまま抱え込んでいました。
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この美術品には、高値で取引される捌け口があります。
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