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段地

だんち
名詞
1
標準
文例 · 用例
その後各地方からの訴えに由り省の役人が探偵を出して十八段地方に入り込ましてみたが、男は田野に耕し女は糸を紡ぎ、子供は水牛に乗って笛を吹き、老人は家に閑居して羨ましい程の太平の有様である。
国枝史郎 さまよう町のさまよう家のさまよう人々 青空文庫
只この十八段地方では例の土城が問題となり、而も中に大砲や鉄砲を収めてあることも分ったので、役人はこれに就き調査を始めた所、村人の答弁が振っている。
国枝史郎 さまよう町のさまよう家のさまよう人々 青空文庫
さうして次の時期には、其神聖な動物は、一段地位を下げられて、神の役獣と言ふ風に、役霊の考への影響をとり込んで来る。
折口信夫 信太妻の話 青空文庫
山曲につづく入谷津の谷戸は、山懐に囲まれた広くもない段地で、荒れはてた陸田や狭畑があるばかりの奇もない場所である。
久生十蘭 うすゆき抄 青空文庫
その上部には鉢巻風に段地が山を一周している。
喜田貞吉 春雪の出羽路の三日 青空文庫
段地の上は古墳だとの説があるそうだが、あるいは館として穿った塹濠の址かも知れぬ。
喜田貞吉 春雪の出羽路の三日 青空文庫