岩屑
がんせつ
名詞
標準
detritus
文例 · 用例
岩の風化作用に抵抗する力が比較的弱い所為か、崩壊甚しく、ガラガラ音を立てながら絶えず落下している岩屑は崖の下に堆く積って、凄惨な光景を呈出している。
— 木暮理太郎 『白馬岳』 青空文庫
六名の鑿岩夫、六名の「さき手」以下数名が濛々たる岩粉、轟々たる音響の中で鑿岩機を使用して、固い岩に穴をあけると、その後ではマイヤーホーレーが不気味な恰好で岩屑をすくい上げる。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
透間もなく密生した石楠を手掛り足掛りとして、表面は圭角の鋭いぼろぼろの岩屑と変っている岩の間を匐い上り、長いが狭い頂上の突端に立った。
— 木暮理太郎 『秋の鬼怒沼』 青空文庫
右は階段状を呈した緩い傾斜地であるが、厚く堆積した岩屑から成っていることが深く抉られた壁面に現われている幾多の層から判断される。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
そこからぼろぼろ岩屑は止めどもなく崩れ出して、ザザーッと薄気味の悪い声を揚げながら頭の上へ落ちて来る。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
両崖から崩れ落ちた岩屑や土くれで著しく汚れてはいるが歩くには反て楽である。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
断崖の絶端から右の谷間を覗いては見るが、母体を離れた岩屑の薄気味悪い音を霧の底に聞くのみで、眼に映るものは一様に灰白の色である。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
上辷りのする赭色の岩屑を押し出した岩の狭間を匍い上って崖端に出ると、偃松の執念く搦みついた破片岩の急傾斜が甍の如く波を打って、真黒な岩の大棟を※えている。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
作例 · 標準
雪崩によって削り取られた大量の岩屑が、山の斜面を下って麓まで押し寄せた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
山岳地帯のガレ場では、足元の岩屑が崩れやすいので、一歩一歩慎重に進まなければならない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
氷河が後退したあとには、氷に運ばれてきた岩屑が堆積してモレーンを形成する。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview