欧諸
おうもろ
名詞
標準
文例 · 用例
しかし山川の美に富む西欧諸国に入り込んだ基督教は、表面は一神でありながら内実はいつの間にか多神教に変化した。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
しかしだんだんにこの調子であさって行くと、おしまいにはギリシア、ラテンはもちろん現在行なわれている西欧諸国の語にもやはり同程度の類似が認められる。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
このことは朝鮮満州をそれと同緯度の西欧諸国と比べてみればわかると思う。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
天然の植物の多様性と相対して日本の農作物の多様性もまた少なくも自分の目で見た西欧諸国などとは比較にならないような気がするのである。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
西欧諸国を歩いたときに自分の感じたことの一つは、これらの国で自然の慈母の慈愛が案外に欠乏していることであった。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
『父と子』の争ひ、もつと広い言葉で云へば旧時代と新時代との争ひ、旧思想と新思想との争ひ、それは十九世紀後半の露西亜や西欧諸国|丈の悩みではなかつた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
『父と子』の争い、もっと広い言葉で云えば旧時代と新時代との争い、旧思想と新思想との争い、それは十九世紀後半の露西亜や西欧諸国|丈の悩みではなかった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
かくして、はじめには、イタリア及びスペインに、ついでフランスに、更にイギリスにドイツに北欧諸国に宮廷生活(la vie de cour)といふものが生じ、フランスがその中心となり、ルイ十四世に於いてその絶頂に達したのである。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫