いい線
いいせん
表現名詞
標準
(on the) right track
文例 · 用例
彼はその時に高い、見晴らしのいい線路の上に来ていた。
— 夢野久作 『木魂』 青空文庫
書の場合でも、やはり、こう書けば能書になるだろう、こうすればいい字が出来る、こう書けばいい線が出来るといって、その通りやってもそうそう容易に能書は生まれないように、人の理性が智的に働くのみでは、決して能書になるものではないのであります。
— 北大路魯山人 『芸術的な書と非芸術的な書』 青空文庫
どうしたらいい字が書けるかという事は、いい線を引ける事、いい点が打てる事、書は一点一線から成り立っているもので、この一点一線がよい一点、よい一線でなければならない。
— 北大路魯山人 『芸術的な書と非芸術的な書』 青空文庫
一つの線を引くにも、一つの点を打つにも実にいい線、いい点という心がまえが必要であります。
— 北大路魯山人 『芸術的な書と非芸術的な書』 青空文庫
いい点が打てる事と、いい線が引ける事に、すべからく努めなければならない。
— 北大路魯山人 『芸術的な書と非芸術的な書』 青空文庫
書といえども結局お手本の元は、この自然界にあるのでありまして、道風の書にしましても、定家卿の字にしましても、いい点いい線というものは、この自然界を対象とするより他にはありません。
— 北大路魯山人 『芸術的な書と非芸術的な書』 青空文庫
しかし、この自然界の中にも同じ線でありながら固い線、柔らかい線、葉の硬い蘭のような、また万年青のようなもの、あるいはまた、春に新芽を吹き出します糸柳、これはなよなよとしてまことに柔らかな、非常にいい線であります。
— 北大路魯山人 『芸術的な書と非芸術的な書』 青空文庫
いい線を引くという事は、むしろ書の手本をみるよりも、この自然界の現象を直視して、それから色々と自然美を芸術的に感じた方が正しいと思う。
— 北大路魯山人 『芸術的な書と非芸術的な書』 青空文庫
作例 · 標準
いい線という表現は日本語で重要な意味を持つ。
日常会話ではいい線がよく使われる。
いい線の意味を正確に理解することが大切だ。
学習者にとっていい線は習得が難しい場合もある。