二の丸
にのまる
名詞
標準
outer citadel
文例 · 用例
いづれ美人には縁なき衆生、其も嬉しく、外廓を右に、やがて小さき鳥居を潛れば、二の丸の石垣、急に高く、目の下忽ち濠深く、水はやゝ涸れたりと雖も、枯蘆萱の類、細路をかけて、霜を鎧ひ、ざツくと立つ。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
いや、この構えは、さながら二の丸の御守殿とあるものを、さりとては羨しい。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
「これは、其の三重濠で、二の丸の奥でがす。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
引上げたと思うと更に梅ヶ坪城に向い二の丸三の丸まで打ち入って同じ様に火の手を挙げる。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
城は二の丸まで押し破られたが、城兵も殊死して防ぎ、寄手の部将加津佐の三郎兵衛を斃したりした。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
石谷貞清も浅黄に金の五の字を画いた指物見せて、二の丸近くに押しよせた。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
二十一日の夜、朧月夜に暗い二の丸の櫓に、四郎出で立って、静かに下知を下した。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
二の丸辺に、熊毛二段の団子、下に金の団子の馬印が動くのは、寺沢忠高が乗り込んで居るからであり、その後に、赤い旗が進むのは、小笠原忠政、同長次が進みつつあるからである。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
作例 · 標準
大阪城の二の丸には、広大な庭園が広がっている。
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敵はまず二の丸を攻め落とし、本丸へと迫った。
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城の二の丸跡地には、現在公園が整備されている。
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