船積
せんせき
名詞
標準
文例 · 用例
享保時分、酒樽は別に船積みするという理由の下に、新運送業が起った。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
土手と川との間に砂地があり、その先に河の中へキリップが延びていて、この辺に船積みする前の煉瓦や瓦がいつも堆積しています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
午前中に底荷にするのに積みこんだ代物は一切言わねえことにしても、また夜になって方々の港で船積みしたいろんなビールや酒のことも申し上げねえことにしても、わっしは今『|陽気な船乗り』の酒場で立派にお金を払って積みこんだ『ハミング・スタフ』を満載してるんでさ。
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
俵の船積が狂詠に「色とりどり姿に人は迷ふらん同じ瓦の今戸人形」(明和年間)とも見ゆ。
— 淡島寒月 『江戸の玩具』 青空文庫
原綿がアメリカで船積みされ、数千|哩を隔てた他国に送られ、これを卸して加工してまたもアメリカ市場向けに船積みするというようなことは、いつまでも永続し得るものではない。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
八時から小僧六弥と一緒に船積に行つて晩の八時で無ければ帰つて来ぬ。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
晩に船積から帰つて来て肉を食ふのでも無ければ、酒を飲むのでも無い。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
で、船積から帰つて、此書物の間に身を投げて卵と牛乳を啜りながら横になるのであつた。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫