遠回し
とおまわし
名詞
標準
文例 · 用例
「従来のものと互換の8086版ベーシックを書いてくれれば、我々には購入する用意がある」 そんな浜田の遠回しの打診をけ飛ばすことに、西和彦は危惧を覚えなかった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
浜田からの遠回しの打診が立ち消えとなった時点から一九八二(昭和五十七)年の夏にいたるまで、アスキーは彼らが互換ベーシックの開発に取り組んでいることを、まったく知らなかった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
遠回しな話はなしだ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
その自分を自ら遠回しにごまかしてゐたらしい。
— 牧野信一 『冬の風鈴』 青空文庫
」などと私は、はつきり阿る心を承知しながら遠回しに祖母の歓心を買はずには居られなかつた。
— 牧野信一 『蔭ひなた』 青空文庫
――あゝ到々俺は、泥棒になつてしまつたのか……さつきから藤井に、遠回しに取ツちめられて、感傷的な酔ひに走つて来た彼の鈍い頭は、その時、そんなに馬鹿/\しいことをほんとうに感じて、厭な気がした。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
」などと云つて、遠回しな厭味を述べたり――)、醜い云ひ争ひをして、ヲダハラへ移つてしまつた。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
」と云つて、また彼の母を遠回しに批難するのであつた。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫