小梅
こうめ
名詞
標準
文例 · 用例
およそ「胸の煙は瓦焼く竈にまさる」のは「粋な小梅の名にも似ぬ」のである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
E市からバスに乗って約一時間、小梅橋というところで降りて、そこから他のバスに乗りかえるのだが、でも、その小梅橋からはもう道場までいくらも無いんだ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
つまり、小梅橋から、山々を右手に見ながらアスファルトの県道を南へ約十丁ほど行くと、山裾に石の小さい門があって、そこから松並木が山腹までつづき、その松並木の尽きるあたりに、二|棟の建物の屋根が見える。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
「きょうはお母さんを、小梅橋までお見送りして下さるんだそうですね。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
ゆっくり歩いて、小梅橋のバスの停留場が近くなった頃、僕は実に意外な事を聞いた。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
作意で略其の人となりも知れよう、うまれは向嶋小梅業平橋邊の家持の若旦那が、心がらとて俳三昧に落魄れて、牛込山吹町の割長屋、薄暗く戸を鎖し、夜なか洋燈をつける處か、身體にも油を切らして居た。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
ねえさん芸者そうはさせじと、その茶碗を取り上げようと、これまた身悶えして、「わかる、小梅さん、気持はわかる、だけど駄目。
— 太宰治 『酒の追憶』 青空文庫
半七はそれから小梅の知己をたずねて、夕七ツ(午後四時)を過ぎた頃に再び庄太の家をたずねると、となりの葬式の時刻はもう近づいて露路のなかは混雑していた。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
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小梅(こうめ)はロッテが製造・販売する梅味のキャンデー。1974年(昭和49年)発売開始。
出典: 小梅 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0