思い者
おもいもの
名詞
標準
sweetheart
文例 · 用例
「私はギラ・コシサンの|思い者だから、誰も触ってはいけない!
— 夫婦 『南島譚』 青空文庫
伴三郎の思い者で、土地の売れっ妓お勢に対しては、左孝の老巧さでも、二目も三目もおかなげればなりません。
— 麝香の匂い 『銭形平次捕物控』 青空文庫
こんな透き徹るような感じの女が、どう間違って伊丹屋の駒次郎などの思い者になっていたことか、平次には不思議でなりません。
— 許嫁の死 『銭形平次捕物控』 青空文庫
妾のお峰――第二号の思い者は、二十五、六の達者そうな年増で、白象のような豊満な肉体と、タラタラと滴れそうな愛嬌と、その癖、気の強そうなカン高い声とで、かなり扱い難い女ですが、四十五歳の脂切った岩太郎に取っては、これは又一つの魅力であったかも知れません。
— 春宵 『銭形平次捕物控』 青空文庫
どうやら近藤勇を殺し、兵馬を殺し、近藤の思い者、御雪太夫を横取りする……お松はこの上もない恐ろしい相談を聞いてしまった。
— 壬生と島原の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
) 千仭の崕を累ねた、漆のような波の間を、幽に蒼い灯に照らされて、白馬の背に手綱したは、この度迎え取るおもいものなんです。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
ぐるツと取卷かれて恥しいので、アタフタし、駈け出したい位急足で踏出すと、おもいもの抱いた上に、落着かないからなりふりを失つた。
— 泉鏡花 『迷子』 青空文庫
そんなおもいものは駄目でしょ」「じゃピアノもお家もよすわ、ああ、ハーモニカ!
— 竹久夢二 『クリスマスの贈物』 青空文庫
作例 · 標準
例句