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支城

しじょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
曰く、「寺沢家の支城富岡では、宗徒鎮圧の為に三宅藤兵衛を大将として、上津浦の近く島子志柿辺まで軍勢を指し向けたから至急に加勢を乞う」と。
菊池寛 島原の乱 青空文庫
そこから上野まではやゝ上り道になつてゐて、伊賀川の長橋を向うに渡ると、昔藤堂家の支城の跡の丘陵にさしかゝる。
近松秋江 伊賀國 青空文庫
その年の五月、ごしゅくん武田勝頼は二万余騎の兵をひきいて甲斐を出馬し、徳川氏の支城である高天神を攻めた。
山本周五郎 石ころ 青空文庫
春日山城を中心とする諸所の支城への往来も緩慢だし、村々の秋祭は、平年よりは賑わって、戦時なら遊んでなどいないはずの鍛冶、具足師までが、この秋は、踊りの輪に交じって踊っていた。
吉川英治 上杉謙信 青空文庫
北近江六郡、あわせて三十九万石の本城支城が、そう将棋|仆しに陥ちるはずはない」 陣外ものどかである。
第四分冊 新書太閤記 青空文庫
――が一方、村重はなお、尼ヶ崎の支城にかくれて、頑迷に、無条件降伏には同意しない。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫
一方、伊丹城を始め、花隈や尼ヶ崎の支城を捨てて諸所へ逃げかくれた男らしからぬ男どもは、当然、見つかり次第討ち取られた。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫
「ふたりとも、休むがよい」 と、労をねぎらって、利家は城中の広間に席を移し、ただちに、宿直の宿老や侍どもを呼びあつめて、「すぐ、松任へ早馬を」 と、第一に、子息利長のいる支城へこれを急報させ、同時に、配下各所の将に、出動令を発した。
第十一分冊 新書太閤記 青空文庫
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支城(しじょう)とは、本城を守るように配置された補助的役割を持つ出城・砦・陣屋などのことを指す。枝城(えだじろ)などとも呼ばれた。戦国時代には、本城・支城間に支城網(しじょうもう)と呼ばれる多彩な連絡網が形成されるようになった。

出典: 支城 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0