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一兵士

いちへいし
名詞
1
標準
ordinary soldier
文例 · 用例
しばらくの間に兵営生活が身につき、彼自身も本当の一兵士に還元した安心と落ち着きとがあり、したがつてのびのびした自由さが感じられた。
伊丹万作 人間山中貞雄 青空文庫
この記録はあくまで小説ではない記述としての立前で書かれており、一兵士としての見聞と人間火野としての自然の感情とがそれぞれに盛られている。
宮本百合子 昭和の十四年間 青空文庫
砂漠の情熱豊島与志雄 バルザックは「砂漠の情熱」という短篇のなかで、砂漠をさ迷う一兵士が一頭の雌豹に出逢い、生命を賭したふざけ方をしながら数日過すことを、描いている。
豊島与志雄 砂漠の情熱 青空文庫
身は一兵士、しかれども、破壊筒をば抱く時は、鉄条網に躍り入り、実にその身を粉と成せり。
與謝野晶子 晶子詩篇全集拾遺 青空文庫
彼は二十年前フランス軍の一兵士としてヴェルダンの戦線に出ていた。
野上豊一郎 ヴェルダン 青空文庫
さらば……とジョフル元帥は、彼の醜く腫上って顔といふ形もない彼の一兵士の熱に皮むけた唇に其の唇をつけて強いキッスを与へた。
知里幸恵 日記 青空文庫
彼が退歩主義というものを深く感ずるに至ったのはこの時で、さればこそ、天命に殉ずる一兵士の心得をもって聟となったのである。
坂口安吾 退歩主義者 青空文庫
三角の赤色旗今野大力赤色の三角旗風びうびうと飜し共産主義の一兵士三角地型に佇立する
今野大力 三角の赤色旗 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4