幻辞.com

黒い目

くろいめ
表現名詞
1
標準
observant eye
文例 · 用例
色白くふっくりふくれた丸ぽちゃの顔、おとがい二重、まつげ長くて、眠っているときの他には、いつもくるくるお道化ものらしく微笑んでいる真黒い目、眼鏡とってぱしぱし瞬きながら嗅ぐようにして雑誌を読んでいる顔、熊の子のように無心に見えて、愛くるしく思いました。
――(生れて、すみません。) 二十世紀旗手 青空文庫
大きな近眼鏡の中からは知恵のありそうな黒い目が光っていた。
寺田寅彦 蓄音機 青空文庫
はじめは怪み、中は驚いて、果はその顔を見定めると、幼立に覚えのある、裏長屋の悪戯小憎、かつてその黒い目で睨んでおいた少年の懐しさに、取った手を放さないでいたのであったが。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
口のあたりが、びくりと動き、苔の青い舌を長く吐いて、見よ見よ、べろべろと舐め下ろすと、湯葉は、ずり下り、めくれ下り、黒い目金と、耳までのマスクで、口が開いた、その白い顔は、湯葉一枚を二倍にして、土間の真中に大きい。
泉鏡花 古狢 青空文庫
なかでも美しく見えたのは、大きな黒い目をした、若い王子でした。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 人魚の姫 青空文庫
王子は、黒い目で、じっと、お姫さまを見つめていました。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 人魚の姫 青空文庫
目を少々お煩いのようで、雪がきらきらして疼むからと言って、こんな土地でございます、ほんの出来あいの黒い目金を買わせて、掛けて、洋傘を杖のようにしてお出掛けで。
泉鏡花 眉かくしの霊 青空文庫
人の事を云えた義理じゃないけれど、私よりか塗立って、しょろしょろ裾長か何かで、鬢をべったりと出して、黒い目を光らかして、おまけに腕まくりで、まるで、売ますの口上言いだわね。
泉鏡花 第二菎蒻本 青空文庫
作例 · 標準
彼女はいつも黒い目で物事を見ているから、だまされることはない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
あの探偵は、鋭い黒い目で事件の真相を見抜いた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は商談中、相手の反応を黒い目で注意深く観察していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash