その筈
そのはず
表現名詞
標準
only natural
文例 · 用例
」「それやその筈よ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
民子は死ぬのが本望だと云ったか、そういったか……家の母があんなに身を責めて泣かれるのも、その筈であった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
あの男が、はたち前後だとすると、その母のとしは、そりゃそうかも知れぬ、その筈だ、不思議は無い、とは思ったものの、しかし、三十八は隣室の私にとっても、ショックであった。
— 太宰治 『母』 青空文庫
無理もないわい」「何を言うにもあの蔵元屋と言うのは、黒田五十五万石の御用金を扱うておる信用第一の店じゃけに、よほど秘密を口禁っとると見えて、イクラ上手に探りを入れても丁稚、飯炊女に到るまで、眼の球を白うするばっかりで、内輪の事と言うたら一口も喋舌り腐らん」「それはその筈じゃ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
」 と葛木も笑いながら、「客がこれだからその筈の事だけれども、私の行く家が、元来甚だ立派でないのだ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
それもその筈、滝は他に向って乱暴|狼藉を極め、憚らず乳虎の威を揮うにもかかわらず、母親の前では大な声でものも言わず、灯頃辻の方に母親の姿が見えると、駆出して行って迎えて帰る。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
それもその筈である。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
それもその筈であつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
作例 · 標準
彼は一生懸命勉強したのだから、良い成績を取って当然だ。その筈だよ。
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約束の時間にはまだ早い。その筈、誰も来ていない。
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彼は経験豊富だから、この仕事も問題なくこなせる筈だ。その筈だよ。
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