聞きよう
ききよう
名詞
標準
way of hearing
文例 · 用例
」 と事を好んだ聞きようをする。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」「聞きようが悪い、お先達。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
「宇佐美家のことは、どうも僕にもよく分らないし、君以外からは聞きようもないのだよ。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
年こそそれほど取っていないが、森本のように、大抵な世間の関門を潜って来たとしか思われない男の経歴談は、この夏学校を出たばかりの敬太郎に取っては、多大の興味があるのみではない、聞きようしだいで随分利益も受けられた。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
」「なあに、聞きようですよ。
— 豊島与志雄 『女心の強ければ』 青空文庫
「君たちのいいようにし給え」と兵馬は、聞きようによっては自暴に聞けるようなことを言って、また最初の通り、縁台の上へゴロリと横になってしまいました。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
今まで、いつどこで、茂太郎が万葉集を習ったということを聞きませんから、月見寺にいる時にこそ、お雪ちゃんの口ずさみを聞きなれて、聞きよう、聞きまねに、口をついてほとばしるものでありましょう。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
聞きようによれば、不吉千万の言い分でありますけれど、駒井は深く気にかけません。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
それは聞きようによっては、私への婉曲な批判とも受け取れる発言だった。
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「なあ、そんなに怒るなよ。聞きようによっては、君を期待している証拠じゃないか」
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彼女の言葉は、聞きよう一つで皮肉にも励ましにも聞こえる不思議な響きを持っていた。
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「聞きようによっては嫌味に聞こえるから、言葉選びにはもっと慎重になりなさい」と母に嗜められた。
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