田家
でんか
名詞
標準
rural cottage
文例 · 用例
本田家は、それが大正年間の邸宅であろうとは思われないほどな、豪壮な建物とそれを繞る大庭園と、塀とで隠して静に眠っているように見えた。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
本田家の当主は、家族の者と主治医とに守られて、陶製のもののように、何も考えることも感じることも出来なくなった頭を、氷枕と氷嚢との間に挟んでいた。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
本田家の邸内を護衛していた、小作人組合に入っていない、青年団の青年たちや、消防組員までも、一応は取調べを受けた。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
それが江戸じゅうの噂になったので、狂言作者の名人南北がそれを清玄桜姫のことに仕組んで、吉田家の息女桜姫が千住の女郎になるという筋で大変当てたそうです。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
ある人の話では、元来あすこに泉があったのを、前田家の先祖が掘り下げて、今の形にしたのだそうである。
— 寺田寅彦 『池』 青空文庫
はじめ武田家に旗下として武名遠近に轟きしが、勝頼滅亡の後年を經て徳川氏に歸順しつ。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
下 眞田家の領地信州川中島は、列國に稀なる損場にて、年々の損毛大方ならざるに、歴世武を好む家柄とて、殖産の道發達せず、貯藏の如何を顧みざりしかば、當時の不如意謂はむ方無かりし。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
それ以来、宗右衛門の泰松寺通ひの噂が添田家の内外に高くなつた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
作例 · 標準
彼は老いて、故郷の田家で静かな日々を送っている。
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山の麓に、昔ながらの趣を残す田家が点在していた。
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画家は田家を描くことで、失われゆく日本の風景を表現した。
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