引き足
ひきあし
名詞
標準
文例 · 用例
しかし茅野雄に油断があろうか、逼って来た足音で自ずと解った、振り返ったと見るや片手撲りだ、敵の真っ向を朱に染め、その隙にこれも追いついて、前後から切り込んで来た二人の敵の、前の一人を袈裟に斃し、引き足もしない同じ位置で、ブン廻るように廻ったが、後ろの一人の腕を落とした。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
」というと伊集院、身を沈めて引き足をしたが、小野派一刀流下段の構え、胸を突こうとするのである。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
が、お前の身分ではなア」 引き足をして窺った。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
その原因の一半は、彼らの小資本が大産業の經營に引き足りないで、より大なる資本家との競爭に負けるからであり、また他の一半は、彼らの專門技術が新しい生産方法に對して無效になるからである。
— カール・マルクス 『共産黨宣言』 青空文庫