痴話
ちわ
名詞
標準
lovers talk
文例 · 用例
まさかに囲い者と痴話喧嘩をしたわけでもあるめえ。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
男女の痴話の傍杖より、今は、高き天、広き世を持つ、学士榊三吉も、むかし、一高で骨を鍛えた向陵の健児の意気は衰えず、「何をする、何をするんだ。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
痴話|喧嘩のあとは、小菊も用事をつけるか、休業届を出すかして骨休めをした。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
「痴話喧嘩ぐらいでくよくよするなよ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
當時は只一場の痴話として夢の如き記憶に殘つたのであるけれど、二十年後の今日それを極めて眞面目に思ひ出したのは如何なる譯か。
— 伊藤左千夫 『水害雜録』 青空文庫
云わば女同士の痴話喧嘩、それが嵩じて文字吉は半狂乱、そこにあった手拭をとって小三津を絞め殺してしまったが、さてどうするという分別もなく、死骸を戸棚へ押し込んだままで、自分はその張り番をするように、唯ぼんやりと坐っていたんです。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
お八重から巻き上げた金はあり、惚れた女のそばに居て、しん吉はいい心持に浮かれていたのですが、お定まりの痴話喧嘩で、もう帰るとか何とか云って、雨の降るなかへ飛び出したのが因果、丁度わたくしの眼にかかって、忽ち首根っこを押さえられました。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
外記と馴染みそめたその当座は、自分たちの間にもそうしたおさない他愛ない痴話や口説の繰り返されたことを思い出して、三年前の自分がそぞろに懐かしくなった。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
作例 · 標準
二人の痴話を聞かされているこちらとしては、恥ずかしくてたまらない。
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夜通し続いた甘い痴話も、朝日が昇る頃にはどこか現実味を失っていた。
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公衆の面前で堂々と痴話を繰り広げるカップルに、周囲は苦笑いしている。
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