荘公
しょうこう
名詞
標準
文例 · 用例
即ち衛の荘公である。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
荘公が位に立って先ず行おうとしたのは、外交の調整でも内治の振興でもない。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
此の太子疾と、大夫に昇った渾良夫とだけが、荘公にとっての腹心といってよかった。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
或夜、荘公は渾良夫に向って、先の衛侯|輒が出奔に際し累代の国の宝器をすっかり持去ったことを語り、如何にして取戻すべきかを計った。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
太子の無礼を叱咤するどころではなく、荘公は唯色蒼ざめて戦くばかりである。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
すっかり気を呑まれた荘公は唯々として「諾」と答えるほかは無い。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
翌年の春、荘公は郊外の遊覧地|籍圃に一亭を設け、墻塀、器具、緞帳の類を凡て虎の模様一式で飾った。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
腕力に自信の無い良夫は強いて抵抗もせず、荘公に向って哀願の視線を送りながら、叫ぶ。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫