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打たす

うたす
動詞
1
標準
文例 · 用例
以下一里半ほどの間に葭原がだん/\広く生い茂り、風の日は褐色の水がしゃぼんのような泡汁を波打たす海近い河の様子となります。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
散策子は、下衆儕と賭物して、鬼が出る宇治橋の夕暮を、唯一騎、東へ打たする思がした。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
捕縛してその後に、渠等の罪を数うるには、娘を打たすも方便ならんか、さはさりながらいたましし、と出るにも出られずとつおいつ、拳に思案を握りけり。
泉鏡花 活人形 青空文庫
鼓をば自ら打ち、又人にも打たす
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
「別れておっても、去り状はやってないから、やっぱり夫婦、舅殿の讐も打たし、妹婿の讐も打たす」 直助はお袖を云いくるめた。
田中貢太郎 南北の東海道四谷怪談 青空文庫
渡を打たすと、われを詐り、眞は夫の身代りに、身を捨てたな。
菊池寛 袈裟の良人 青空文庫
とてもわれらが相手にはならず、先生を招き打たすべし」とて、そのうちより一両人迎いに行く。
井上円了 迷信と宗教 青空文庫
八五郎を相手に、平次にヘボ碁を打たすのは、私のささやかな郷愁とでもいうのだろうか――。
野村胡堂 胡堂百話 青空文庫
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