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留学中

りゅうがくちゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
卒業後物理学科の聴講に出たり、ベルリン留学中かの地の若い学生の中に交じってブラジウス教授受持の物理実験の初歩のコースを取ったりした事実は、この特徴の由来を想像させるものである。
寺田寅彦 工学博士末広恭二君 青空文庫
留学中など始終これで苦しみ通していた。
寺田寅彦 工学博士末広恭二君 青空文庫
私は幸、青年が三ヶ年の留学中に殆ど対話出来るだけの知識と学問を自分で積んで置きました。
岡本かの子 智慧に埋れて 青空文庫
先生の留学中に自分は病気になって一年休学し、郷里の海岸で遊んでいたので、退屈まかせに長たらしい手紙をかいてはロンドンの先生に送った。
寺田寅彦 夏目漱石先生の追憶 青空文庫
昔ベルリン留学中かの地の地埋学教室に出入していたころ、一日P教授が「おもしろいものを見せてやろう」といって見せてくれたのは、シナの某地の地形図であった。
寺田寅彦 地図をながめて 青空文庫
然し留学中に段々文学がいやになった。
夏目漱石 処女作追懐談 青空文庫
留学中に余が蒐めたるノートは蠅頭の細字にて五、六寸の高さに達したり。
夏目漱石 『文学論』序 青空文庫
よつて一応はこれを辞せんと思ひしが、留学中書信にて東京奉職の希望を洩らしたる友人(大塚保治氏)の取計にて、殆んど余の帰朝前に定まりたるが如き有様なるを以て、遂に浅学を顧みず、依托を引き受くる事となれり。
夏目漱石 『文学論』序 青空文庫