雪水
ゆきみず
名詞
標準
water from melted snow
文例 · 用例
シンシンと鳴る鉄瓶の音と、スヤスヤという看護婦の寝息と、雨戸の外でチョロチョロと樋を伝い落ちる雪水の音ばかりになった。
— 夢野久作 『復讐』 青空文庫
「われ雪水をもて身を洗い、灰汁をもて手を潔むるとも、汝われを汚らわしき穴の中に陥いれ給わん、しかしてわが衣も我を厭うに至らん」の如きを見よ。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
「雪水」は砂漠地のこととて雪のある時にのみ水を充分|有ち得るからの語である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
」「なみの拷問とは違うぞよ」正雪水のように冷静に、「一本一本髪を抜く、頭がはれあがって四斗樽ほどになろう。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
『嗚呼過てり』とは何より先に口を衝いて覺えず出でし意料無限の一語、襟元に雪水を浴びし如く、六尺の總身ぶる/\と震ひ上りて、胸轟き、息せはしく、『むゝ』とばかりに暫時は空を睨んで無言の體。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
「午道氷消潦」の句があり、又「残雪水鳴矼」の句がある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
パクパクになった靴にしみ通る雪水の冷たさを感じながらも男は笑いながら云った。
— 宮本百合子 『どんづまり』 青空文庫
凍った地面がバリバリ砕けて、下の雪水が容赦なくはねかかった。
— 小栗虫太郎 『聖アレキセイ寺院の惨劇』 青空文庫
作例 · 標準
雪解け水、すなわち雪水は、澄んでいて甘い味がする。
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この沢の雪水は、とても冷たい。
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雪水で淹れたコーヒーは、格別な美味しさだった。
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