遍行
へんぎょう
名詞
標準
文例 · 用例
」「おれも一遍行ってみべが。
— 宮沢賢治 『鹿踊りのはじまり』 青空文庫
」「おれも一遍行つてみべが。
— 宮澤賢治 『鹿踊りのはじまり』 青空文庫
思ひ切つて這入らうかと思つたが何となく氣臆れがして二三遍行つたり來たりした儘、とう/\門の扉を押し明ける勇氣も出ないで悄々として歸つて仕舞つた。
— 長塚節 『竹の里人〔二〕』 青空文庫
何遍行っても女に手を出さずにいると、或晩一番美しい女で、どうしても日本人と一しょには行かないというのが、是非金井君と一しょに行くと云う。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
何もございませんがここで何卒御寛り」「ところがもう一遍行つて見やうかとも思ふの」「へえ、又いらつしやいますか」 物は言はで打笑める富山の腮は愈展れり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
もちろん、たいていの伝説で御定まりのように、こういうことは三遍行われなければならないので、次には一羽のペリカン次には一頭の牡牛でこの術を行い、完全に成功してみせたというのである。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
何處かへ行つてみてえと思ふよ、藤さん……」「さうだねえ、一遍行きてえなア、何とかしてね。
— 林芙美子 『なぐさめ』 青空文庫
中野は、もう一遍行って、それだけでも訊こうと思った。
— 蘭郁二郎 『地図にない島』 青空文庫