鵐
しとど
名詞
標準
文例 · 用例
ここかしこ、榛實の殼、また乾反る伏葉のみだれ、小木の枝に鵐竦みて、――あな、ここは悲びの邦、鈍色の住家ならまし。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
ここ、かしこ、榛實の殼、また乾反る伏葉のみだれ、小木の枝に、鵐竦りて、――あな、ここは悲びの邦、鈍色の住家ならまし。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
霜柱くづるる庭のうめもどき、根がたの土に青鵐来て、二羽、三羽、何かついばむ郊外の冬、その陽当りの縁近く、大皿の上、ほかほかと、甘やかに湯気を立てたる薩摩芋。
— 岸田國士 『生活のうるほひ』 青空文庫