ニヒル
ニヒル
形容動詞
標準
nihilistic
文例 · 用例
ニヒルと、食慾と、何か関係があるらしい。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
しかもニヒルには、浅いも深いも無い。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
心の底まで透明になってしまって、崇高なニヒル、とでもいったような工合いになった。
— 太宰治 『女生徒』 青空文庫
どんなにひどいニヒルにでも、最後まで附きまとうものは、食べものであるらしい。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
いまごろ、まだ、自意識の過剰だの、ニヒルだのを高尚なことみたいに言っている人は、たしかに無智です。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
それが渋いとか何とかいいかげんなニヒルの仲間達に煽てられたもんですが、詰らないことです。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
が、美しい眉に翳るニヒルな表情や、睫毛の長い眼のまわりの頽廃的な黝ぐろい隈や、キッと結んだ唇の端にちらと泛ぶ皮肉な皺は、何かヒヤリとした苦味のアクセントを、京吉の顔に冷たく走らせて、ふと三十男のようであった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
ずる/\とほとんど不可抗的な力でニヒルな氣持にひきずられて行つた。
— 島木健作 『盲目』 青空文庫
作例 · 標準
彼の態度は非常に**ニヒル**で、何もかも無意味だと考えているかのようだった。
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その映画は、暗く**ニヒル**なトーンで描かれていた。
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**ニヒル**な若者たちは、社会への不満を募らせていた。
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