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水芭蕉

みずばしょう
名詞
1
標準
Asian skunk cabbage (Lysichiton camtschatcense)
文例 · 用例
濕地には水芭蕉の青々とした廣葉が枯葦の間から、谷間には蕗の薹や福壽草が腐つた蕗の葉を蹴破つて、ずん/\と延びて行く。
有島武郎 青空文庫
目覚しいのは、そこに生えた、森を欺くような水芭蕉で、沼の片隅から真蒼な柱を立てて、峰を割り空を裂いて、ばさばさと影を落す。
泉鏡花 沼夫人 青空文庫
義雄はそれで思ひ出したが、樺太ノダサンの殖民豫定地を巡見する時、濕地蕗や大いたどりの人影を沒する間をかき分け、水芭蕉や、濕地ぜんまいや、道一面の木賊などを踏み行き、一條の小流れへ出ると、ちよツとしたドロ柳の曲りくねつた幹の上で、二三匹の栗鼠が遊んでゐるのを見た。
放浪 泡鳴五部作 青空文庫
元来|沮洳の地で、水芭蕉や座禅草など生えていたが、今は道が少し上の方へつけ替えられた。
木暮理太郎 白馬岳 青空文庫
姥百合、大虎杖、水芭蕉、夜衾草、矢車草等の巨大なるものが見られたのも、このあたりからであったが、最早原始の面影を失ってしまった。
木暮理太郎 白馬岳 青空文庫
五月雪消の跡に葉に先立って大きな白い苞を持った水芭蕉の花が、地から湧き出したもののように原を埋めて一斉に咲いた時の尾瀬は、目を驚かすに足るものがある。
木暮理太郎 山の魅力 青空文庫
此等の湿地には晩春雪解の跡に無数の水芭蕉の花が葉に先んじて、簇々と白苞を抽き出し、殆ど地を掩うの奇観を呈する。
木暮理太郎 那須、尾瀬、赤城、志賀高原 青空文庫
」 釧路へ行ったという百成の友人のことかと俺は思ったのだが、「いいえ」 それなりその話はやめて、「水芭蕉が綺麗に咲いて……」と家の裏手に眼をやった。
高見順 いやな感じ 青空文庫
作例 · 標準
尾瀬の湿原には、初夏になると美しい白い水芭蕉の花が一面に咲き誇る。
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水芭蕉の群生地は、まるで白い絨毯を敷き詰めたように見えて圧巻だ。
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山の湧き水が流れる清流のそばで、ひっそりと水芭蕉が咲いていた。
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