脱がす
ぬがす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to take off (another's clothes)
文例 · 用例
若し妻が手紙を受取れば、子供から靴を脱がすに違ひない。
— 梶井基次郎 『川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン』 青空文庫
江戸の掏兒は、人の下駄を脱がすと聞くが、唐人だけに穿いて居る靴を脱がされて、剩へ屋根へ上げられた、と云ふのが一つ。
— 泉鏡太郎 『人參』 青空文庫
だれか、早う、この者の靴を脱がすのじゃ」 凛とした声に、躍りかかった四、五人の者が、長靴を外すと、そのとたん、フローラは激しい動悸を感じた。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
「おい止せよ、女の眼前で、そんなの脱がすのは止せよ」「止せたって……、おいお前たち、女の人は、一寸向うを向いててくれないか」「アッハハハハ」「オッホホホ」 男も女も、ドッと哄笑する。
— 徳永直 『眼』 青空文庫
萩乃は、一枚一枚着物を脱がすように、こうしてこの壺の包装を、一つずつとり去るところを心にえがいて、もうその壺のふたをとったように、胸がどきどきしました。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
これ、者ども、やつから目を放すな、鎧を脱がすな、逃げようとしたら即座に射殺せ」 と、家来たちに命令しておいてから、親家を呼んで、「この浜は何というところじゃ?
— 第十一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
彼の言い方は心を傷つけるし、彼の視線はまるで女から服を脱がすかと思われて、とても気分が悪いのよ」「いいえ」クチュール夫人が答えた。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
そして近くの娼家へ引っ張って来ると、他の女たちも出て、足を洗ってくれるやら、濡れた着物を脱がすやら下へも措かない。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
子供が寝ている間に、そっとパジャマを脱がした。
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濡れた服を脱がして、すぐに暖かいタオルで体を拭いてあげた。
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医者は患者の服を脱がし、患部の状態を丁寧に診察した。
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