パン種
パンだね
名詞
標準
leavening agent (e.g. yeast)
文例 · 用例
いちばん年上の男は腰帯に水筒を下げ、頭のそばにはパン種のはいらないパンをいれた袋をもっていましたが、この男が杖で砂の上に正方形をえがいて、その中にコーランの中の言葉を二つ三つ書きました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
けれども、第一これらの人々が社会と文学とに階級を認めざるを得ない今日の現実に反して、能動精神というものを抽象化してこれも漠然たる一般社会性の上に強調したことは、折角若き時代のモラルを創らんとしつつ、パン種の入っていないパンをふくらがそうと焦慮するに等しい本来的な無理があった。
— 宮本百合子 『今日の文学の鳥瞰図』 青空文庫
そして雨の中を展覧会へ行くまで二人の間に交された話ぶりを記しているのであるが、このMというのが、今日の映画の「恋人の日記」のパン種となったモウパッサンの頭字だろうか。
— 宮本百合子 『マリア・バシュキルツェフの日記』 青空文庫
この「社会運動思想史」という本は、何かパン種のような本だと思う。
— 宮本百合子 『新島繁著『社会運動思想史』書評』 青空文庫
本式のはパン種のイーストがないと出来ませんから面倒です」第二百五十六 お茶菓子 我邦にては一口にお茶菓子と言えど西洋にては茶に添ゆる菓子と珈琲に添ゆる菓子とその品質に区別あるは衛生上より配合を定めしなり。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
パンを焼くには第一にイースト即ちパン種といって麹のようなものが要ります。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
これは色々の製法がありまして麦酒で造る事もあり、日本のお米と麹で造る事もありますが食パン屋のある地方ならそのパン種の出来たのを売ってもらってパンを焼いた方が便利ですし、是非とも家でパン種から拵えて行くなら先ずホップス即ち葎草といって麦酒の種に使う苦い醗酵性の草を食品屋からお買いなさい。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
そこでいよいよパンを拵える時はこのパン種を大きな木鉢へ一合|注いで水四合を加えてメリケン粉一斤半を入れて湯煮た薩摩芋の大きいのを一本|裏漉しにして混ぜます。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
作例 · 標準
一晩かけてじっくりとパン種を育てることで、パンに独特の酸味と深みが生まれる。
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祖母から譲り受けた秘伝のパン種を絶やさないよう、毎日大切に継ぎ足している。
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「このお店のクロワッサンが美味しいのは、こだわりのパン種を使っているからだよ」
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