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送人

送人
名詞
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標準
文例 · 用例
そして君らはまた、正に君らの陸地から立去らうとする帆影にまで、あのほつとした氣輕さの平和――すべての見送人が感じ得るところの、あの氣の輕輕とした幸福――を感ずるであらう。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
誰だってそうであろうが、見送人にとって、この発車前の三分間ぐらい閉口なものはない。
太宰治 列車 青空文庫
誰だつてさうであらうが、見送人にとつて、この發車前の三分間ぐらゐ閉口なものはない。
太宰治 列車 青空文庫
最初の銅羅が暁を破ると見送人達は鉄梯子を下りて対岸に並ぶと、二度目の銅羅と一斉にわめき出す。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
第三回 怪の船銅鑼の響――ビール樽の船長――白色の檣燈――古風な英國人――海賊島の奇聞――海蛇丸 春枝夫人と、日出雄少年と、私とが、多の身送人に袂別を告げて、波止塲から凖備の小蒸ぎ三十|分。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
朝、風に吹き飛ばされそうになりながら、雨襖を突き進んで、漸く××町の東三〇〇米の馬繋場にやって来ると、既に面会の時間が始っていて、兵隊達はそれぞれの見送人の傘の中で慌しい別れを惜しんでいた。
織田作之助 面会 青空文庫
まるで洪水のような見送人の群で、傘、傘、傘、人、人、人の隙間を縫うて、私はSの姿を探し求めた。
織田作之助 面会 青空文庫
ほかの兵隊達は皆見送人と、あちこちに集いながら団欒しているので、自分がその見張りの役を買っているのだと、彼は淋しい顔もせずに言った。
織田作之助 面会 青空文庫